この異例の協調介入により、円は急激に上昇し、日本銀行が早ければ9月にも利上げに踏み切るとの観測が強まりました。
日本と米国は、日本円を支援するために協調介入を実施したことを公式に確認しました。日米による共同の通貨オペレーションは2011年以来となります。また、当局は市場環境が求めれば再び介入する用意があることを明確にしました。
この動きは、円が40年ぶりの安値まで下落し、日本の金融安定とインフレに対する懸念が高まったことを受けてのものです。
主な詳細
日本の財務省は月曜日、先週金曜日に米財務省と共同で実施した円買い介入について、為替市場における過度な変動や無秩序な動きを抑えることを目的としたものだと説明しました。
片山さつき財務相は、必要であれば当局はさらなる協調介入を実施するのを「躊躇しない」と述べました。ドナルド・トランプ大統領は、米国が日本を支援するのは、友好の証であり、世界経済の保護を助けるためであると述べました。
この発表を受けて円は対ドルで1%以上上昇し、5月上旬以来の高値となる1ドル=155.20円をつけました。円は先月、40年ぶりの安値となる1ドル=164円近くまで下落していました。
日本の財務官である三村淳氏は、政府が為替政策に関して日本銀行(日銀)と引き続き緊密に連携していくと述べました。
スコット・ベセント米財務長官も米国の参加を確認し、米国は今後の介入に協力する用意があると述べました。また、同長官は日銀に対し、金利の引き上げを継続するよう改めて促しました。
今回の協調行動により、先週の政策決定会合で金利を据え置きつつも追加利上げの余地を示唆した日銀が、9月の会合でさらなる利上げに踏み切るとの市場の期待が高まっています。
こうした期待を反映し、日本の2年物国債利回りは一時1.545%まで上昇し、1995年以来の高水準を記録しました。
日本は数カ月にわたり円安の阻止に苦心してきました。円安は輸入コストを押し上げ、インフレを煽り、家計支出の重荷となってきました。これまでの単独介入や、31年ぶりの高水準となる1%への6月の日銀利上げも、通貨を継続的に支えるには至りませんでした。
金曜日の介入が確認される前、日銀のデータは、日本が木曜日のニューヨーク取引で最大589億7000万ドルを投じて円買いを行った可能性を示唆していました。
ベセント氏はまた、米国が一時的なドル流動性を提供する連邦準備制度のレポファシリティー(現先取引枠)の拡充を検討していると述べました。この制度により、日本は米国債を売却することなくドルを確保できるようになり、今後の介入資金の調達が容易になる可能性があります。
市場の反応
為替市場は即座に反応し、円はここ数カ月で最大の上げ幅を記録しました。債券市場も上昇し、トレーダーが9月の日銀利上げへの賭けを強めたため、日本の短期国債利回りは30年ぶりの高水準まで押し上げられました。
なぜ重要なのか
共同介入は、日米両国が過度な通貨変動を抑制することにコミットしているという強いシグナルを送るものです。それでもアナリストらは、エネルギーコストの上昇や日米の金利差など、円の重荷となっている主な要因は依然として存在していると指摘しています。
市場は今後、日米が再び介入を行うか、そして日本銀行が9月に利上げを実行に移すかどうかに注目することになります。これらの決定が、円の反発が継続するか、あるいは一時的なものに終わるかを左右する可能性があります。
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情報源: ロイター
時間: 午後4時35分 EEST





